九州新幹線は種類によって違いがある?それぞれの違いを解説!

九州新幹線の種類別の違いとは?それぞれの違いを解説!

過去記事「鉄道好きには必見!九州内新幹線・列車!」で軽く九州新幹線の種類に触れました。ですが、もっと詳しく知りたい!という人もいるのではないでしょうか?電車に詳しくない人からすると同じに見える新幹線ですが、実は種類によって様々な違いがあったりします。今回は、九州新幹線の種類ごとの違いについて語っていきたいと思います。

九州新幹線は全部で何種類?

まずは、九州新幹線が何種類あるのか想像してみましょう。
九州新幹線は全部で3種類存在しています。予想より多かったでしょうか?それとも少なかったでしょうか?
因みにそれぞれは「みずほ」「さくら」「つばめ」といった名前が付けられています。

九州新幹線「みずほ」

「みずほ」は、3種類ある九州新幹線の中で最も速いの列車となります。
九州だけではなく、山陽新幹線にも乗り入れていて、鹿児島中央駅から新大阪駅を往復しているといった特徴があります。名前のみずほには、「瑞々しい稲穂」という意味があります。九州新幹線の全線開通と山陽新幹線の直通運転を通じて、関係する地域に豊かな実りを提供したいという願いが込められていると言われています。

九州新幹線「さくら」

「さくら」は、九州新幹線の区間のみだったり、山陽新幹線に乗り入れたりと様々なパターンで運行されている車両です。最速であるみずほよりも運行本数が多いといった特徴がある事から、九州新幹線を想像する時にさくらの車両を思い浮かべる人も多いと言われています。車両コンセプトの「日本の美しさ」に合う名前が公募の中から選ばれています。

九州新幹線「つばめ」

「つばめ」は、九州新幹線の全部の駅に停車する列車です。
基本的に九州新幹線の区間しか運行されていませんが、1本だけ小倉駅まで運行しているレアな列車があったりします。過去につばめという名前を付けられた国鉄の列車が運行されていましたが、「名前に釣り合う格式のある列車がない」といった理由で国鉄廃止後は使われる事がありませんでした。ですが、JR九州が他エリアのJRグループから了承を得た事で九州新幹線としてつばめが復活したというエピソードがあります。

九州新幹線の種類ごとの違いを比較

九州新幹線の種類別を比較

ここからは、九州新幹線のそれぞれの違いを項目別に紹介していきましょう。
同じ九州新幹線の区間を走る列車・車両ですが、意外と多くの違いがあったりします。

停車駅と所要時間

まずは、各列車の停車駅と主要駅と行き来するために必要な時間を比べてみましょう。
停車駅
みずほ:博多・熊本・鹿児島中央
さくら:博多・(新鳥栖)・(久留米)・(筑後船小屋)・(新大牟田)・(新玉名)・熊本・(新八代)・(新水俣)・(出水)・川内・鹿児島中央※()は列車によって停車と通過が異なります。
つばめ:九州新幹線前駅
所要時間
みずほ:博多⇔熊本(約30分)・博多⇔鹿児島中央(約1時間20分)
さくら:博多⇔熊本(約40分)・博多⇔鹿児島中央(約1時間40分)
つばめ:博多⇔熊本(約50分)・博多⇔鹿児島中央(約2時間)

料金

自由席の料金に差はありませんが、みずほの指定席・グリーン席のみ、さくらとつばめの指定席・グリーン席よりも少し高めに設定されています。

車内販売

残念ながら九州新幹線では、2019年3月15日に車内販売サービスを終了しています。
ただし、山陽新幹線に乗り入れる列車であれば、博多~新大阪間で車内販売が行われています。

喫煙ルーム

N700系の列車は、3号車と7号車に喫煙ルームが用意されています。
800系の列車は完全禁煙車両となるので喫煙ルームはありません。

まとめ

九州新幹線では3種類の列車が運行されています。
それぞれ名前が違うだけでなく、停車駅や料金といった細かな違いがあります。
九州新幹線を利用する際は、それぞれの列車の違いにも注目してみてください。